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【休診日】日曜・祝日【午後休診】木曜・土曜

  • ※初めてコンタクトレンズの処方を受けられる方は、午前・午後ともに
    診療終了時間、1時間前までにお越しくださいませ。
  • ※電話予約は受け付けておりませんのでご了承ください。

眼瞼下垂

眼瞼下垂について

眼瞼下垂とは、まぶた(眼瞼)が垂れ下がっている(下垂)症状を言います。

瞼は正常の状態では、瞼を持ち上げる筋肉(眼瞼拳筋・ミューラー筋)により瞼板が拳上される仕組みとなっています。

この一連の流れが支障をきたすと、瞼が上手く持ち上がらず、瞼が垂れ下がった状態となってしまいます。

また、その他の理由として、眼瞼皮膚の弛緩により、垂れ下がるケースもあります。

眼瞼下垂の種類

〔 先天性眼瞼下垂 〕

■筋肉や神経の不全等が理由で起こる。(遺伝的な要因もあるとされています)

〔 後天性眼瞼下垂 〕

■加齢による皮膚の弛緩で眼瞼皮膚が垂れ下がる。(老人性眼瞼下垂・眼瞼皮膚弛緩症)

■加齢による筋力低下(眼瞼拳筋・ミューラー筋)で、瞼が持ち上がらない。

■眼の酷使やアレルギー疾患等の影響により瞼を擦ってしまい、筋肉と瞼板の付着に緩みが生じる。(腱膜性眼瞼下垂)

■コンタクトレンズの度重なる着脱行為により、筋肉と瞼板の付着に緩みが生じる。(腱膜性眼瞼下垂)

眼瞼下垂の症状と段階

このような症状があればお気軽にご相談ください。

  • 目が開きづらい
  • ものが二重に見える
  • 二重の幅が広くなってきた
  • 物を見る時にあごを上げてしまう
  • 三重まぶたになった
  • 視野が狭くなってきた
初期

初期

中程度の症状

中程度の症状

強度の下垂症状

強度の下垂症状

当院の治療方法

手術

主な治療法は手術になります。先天眼瞼下垂で視機能の発達に差し支えるならば、早期治療が望ましいでしょう。後天性のものでも老人性やハードコンタクトレンズの長期装用による場合は、手術になります。また症状の状態によっても治療方法が異なり、以下の様な様々な方法があります。

拳筋前転法

剥がれてしまった拳筋腱膜と瞼板とを固定する方法。

拳筋短縮法

筋肉の切除や、そのまま重ね合わせる方法。

経結膜的眼瞼拳筋短縮術

拳筋短縮法を表面からではなく、結膜側(瞼の裏側)から切開する方法。

前頭筋吊り上げ術

眼瞼拳筋が機能しない場合の処置法で、前頭筋の力を眼瞼後葉に伝えて開瞼させる方法。

上眼瞼切開穂法

皮膚の弛緩による下垂に対して、余分な皮膚を切開する方法。

  • 【眼輪筋】眼の周囲全体を覆う筋肉。眼を閉じる動作において主に働いています。
  • 【眼瞼拳筋】筋肉の収縮を利用して、眼の開閉をコントロールします。
  • 【拳筋腱膜】瞼板と眼瞼拳筋を結合している部分。
  • 【眼窩脂肪】外部からの衝撃を保護する役割を果たします。

眼瞼下垂手術後について

瞼は腫れやすい組織のため、手術後一時的に腫れたり、紫色に内出血することもありますが、1〜2週間で戻ります。手術後1〜2週間で抜糸します。